昨24日、市議会本会議で、請願・議案等の審議・採決が行われた。
    AC長野パルセイロがホームスタジアムとしている、南長野運動公園総合球技場を、80億円かけて1万5千席規模のスタジアムに整備する事業は、補正予算案に含まれている。
    小泉は、この日2回の討論を行った。そのうち、補正予算案に関する討論は、概ね次のとおり。



    ・AC長野パルセイロのホームスタジアムである南長野運動公園総合球技場整備について、市の説明責任の果たし方と情報公開が、議会の努力にもかかわらず、未だ十分でない。

    ・昨年11月、改修検討業務委託の報告により、60億円・1万席の方針が発表された。 それが基本検討業務委託の結果、今年8月の末頃には、80億円・1.5万席の方針転換が公表された。 60億円・1万席の方針が9か月間続き、方針転換の公表から今日まで、1月に満たない。

    ・パルセイロはスタジアムで戦っていく一方で、今後、市行政は市民理解を得る戦いを進める必要がある。
    AC長野パルセイロは、長野市の経済活性化と、街づくりに十分な存在感を示すチームに成長しうる。育てていくのが、議会と行政の責任である。

    ・このような短期間の審議と十分でない情報で80億円・1.5万席の債務負担行為を認めることは、スタジアム整備という目先の問題は解決できても、チームの継続的な発展に本当にプラスになるのか。市民の支持が得られるのか。3000人以上が常に観戦に来るようなチームに成長できるのかという懸念がある。

    ・AC長野パルセイロのj2昇格の挑戦の闘志に答えるためには、早急なスタジアム整備が必要であるという特別の事情を考慮して、賛成する。賛成するが、今後の事業を進めるについて、考慮すべき点がある。

    ・一つは可能な限り市民・サポーター・チームへの説明と意見聴取を行うこと。
    当初会派への説明では、市民への説明会は行わないと言明していたのが、チームと市が共催して説明会を行うと姿勢を転じた点は評価するが、これは議会の努力によるものだ。今後は、説明するだけでなく、限られた時間の中で、極力、市民・サポーター・チームが整備の意見を述べる機会を作るべき。
    例えば、託児施設がほしいとの市民の声が、小泉のもとにはある。設計上、そのようなスペースがとれるのか。保育士はどうするのか。サポーターの中からボランティアを出して対応するのか、チームが雇用するのか、行政が支援するのか等、例えばこのような問題を、話合う機会が、本来は必要なはずだ。なるべくこういった要望にも、対応していっていただきたい。

    ・一つはチームと密接な関係を。今回、経済波及効果については、長野市からは今後の調査としていたが、パルセイロの小池社長は独自のものを持っているとのことだった。昨年準加盟申請のとき、スタジアム整備についての回答が、市は2016、チームは2014とのこと。連携があればこのようなことはないはずだ。市長は、チームが3年持つか心配だ、心配するのは当たり前と答弁されたが、それでいいのか。そんな市長なら誰でも務まる。心配な点をチームと話し合い、きちんと市民に説明できる体制が必要だ。中長期経営ビジョンについても、いつ示されるのかきちんと把握し、市民に説明するべきだ。

    ・一つは実施設計は、市民が納得する契約であるべき。
    答弁で、80億円は上限であると。であれば、極力圧縮することで、その言葉を実現していただきたい。設計・建設の共同企業体に発注するとのことだが、そのような特殊な契約の手法でも、事業費の圧縮が可能であるとの答弁であった。きちんとそれを実現していただきたい。

    ・特に改修検討業務では、業者の報告書に不備がいくつかあった。この業者が正しく、15000席のスタジアム整備も可能であると報告していれば、昨年の11月から15000席を前提とした市民理解が進んでいた可能性がある。実施設計の発注にあたっては、業務を適切に遂行できる業者が参加し、選定されるべきである。

    ・(9/25思い出して追記)さらに、民間からの寄付等により、6億円を財源に見込む計画となっているが、行政が自ら言い出したことであり、責任をもって、必ず6億円を集めていただきたい。今回の議会では話題とならなかったが、スタジアムにネーミングライツを設定する等の手法もある。

    ・このような急ぎ足で整備することは、本来、長期的な、パルセイロの発展に資するか疑問である。それだけに、今後は市の拙速さがパルセイロの活躍の足を引っ張らないように、十分な市民理解を得ながら事業を進められたい。



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    9月19日、経済文教委員会に出席。
    委員会に付託された補正予算案を審議する中で、教育委員会から驚くべき説明が。
    発注済みの長沼小学校改修工事に着手し、床をはがしたところ、コンクリートの打設が不十分で、鉄筋が露出していることが判明したとのこと。むき出しの鉄筋がサビることで、コンクリートの劣化が進んでいる。防火区画の内部でも、同様な事例を発見したとのこと。要するに、昭和56年建築当時の施工と、完了検査が不良であったということだ。そのような状況なので、補修強化の必要から、予算が契約額を増額する変更が必要になったという。
    小泉から、当時の完了検査の状況を質したところ、確認していないとのこと。確認しないでよいのかと苦言。
    他の議員から、「そのような手抜き工事を行った業者による他の施工例に不安はないのか」、「コンクリートが劣化していて、十分な構造強度が得られるのか」と質問があいつぐが、答えることができない 教育委員会。
    補正予算は契約変更は認めるが、調査のうえ委員会宛て報告を求めたのは、当然のハナシ。

    一般事務に関する質疑として、小泉は、本会議一般質問でとりあげた、サッカースタジアム改修検討業務の委託契約を追及。
    「納品された報告書に欠陥があるのに、検収で見逃し、公金を支出したことは、あってはならないこと」との見解を、契約課から得てあったし、今日は一般質問のような時間的な制約もない。契約・支出事務に不適切な点があったのではないかと問うと、教育長は「お詫び申し上げると」と非を認めた。しかしなおも、影響の軽い、小さな間違いと言い逃れようとする。
    「教育委員会職員が競技団体に確認したら、すぐその場で、15000席でもラグビー場整備に問題がないと確認された。問題の業者は、現場で実地に確認する作業を怠ったのではないか。この業者は整備可能な席数を1万席と、5000席も間違って報告している。5000席の違いは大きな間違いである」
    と反論したところ、教育委員会から再反論はなかった。
    小泉は、お役人のこういう、問題の隠蔽・矮小化を嫌う。教育長が謝ったのはエラいが、矮小化するような釈明がなければ、なお良かった。
    この業者が正しく報告していたなら、 先月の下旬ではなく、昨年の11月に15000席設置との市の方針が定まり、これまでの間にその方針のもとでの議論と市民理解が進展していた可能性もあるのだ。

    その他、6副市長プロジェクトの進展に関する情報が伝わってこないことから、部長会議並みに、定期的にホームページに会議録をアップするなどして、市民と議会に公開を進めるように意見した。情報公開請求しても、墨塗りで真っ黒けだった、スタジアム整備プロジェクトは論外だが、副市長プロジェクトは、今ブラックボックス化している。新規事業が副市長プロジェクトから生まれるなら、そろそろ来年度の予算要求する時期であり、市民・議会とともに議論を進める姿勢が、市役所には必要だ。

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    パルセイロのホームスタジアム改修事業に関連して、教育委員会体育課が結んだ平成23年9月「改修検討業務」委託契約では、様々な不備のある報告書を、市がロクな検査もせずに検収し、公金を支出していた問題を、小泉は議会で明らかにした。
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-741.html
    小泉は、なぜこんな細かいこと(と言ってはいけないのだが)を、わざわざ本会議で指摘したのか。このような報告書を提出する業者に、「再整備基本検討業務」を再び委託し、1万5千席80億円の根拠としているからだ。説明責任の上で、問題がありはしないか。
    昨日、建設企業委員会を傍聴したところ、共産党の阿部議員が、この問題を掘り下げる質問をしてくれた。会派も違うし、特に頼んだわけでもないのだが、小泉の問題意識を共有してくれたからだろう。率直に嬉しいし、感謝している。
    また、契約課に確認したところ、本来、きちんとした報告書(成果品)が届けられたわけではないのに、きちんと体育課がこれを検収(給付完了検査)せず、不完全なまま公金を支払うという事態は、本来あってはならないとのこと。当然だ。そのまま平成23会計年度が過ぎ、出納閉鎖されてしまうという事態も想定外。問題ある成果品を収めた業者も問題だが、契約した教育委員会の責任も問われなければならない。

    この日、「南長野運動公園総合球技場整備事業について市民への説明を求める請願」は、請願項目の修正を経ながら、全会一致で採択。
    市民への説明を求める請願

    討論においては、西村議員が小泉提供による資料を引用しながら発言する場面があり、これも幅広い議員間の連携をめざしたい小泉としては嬉しい。西村議員に感謝。
    スタジアム整備を推進する立場の「南長野運動公園総合球技場改修に関する請願」も採択され、スタジアム整備を含む補正予算案の委員会附託分も委員会可決された。
    総合球技場改修に関する請願

    議会は、今後行政が一定の説明責任を果たすことを前提としながら、補正予算案を認める方向性を出したことになる。だが本来なら、そのような作業を十分に経てから、予算を認めるのが原則であるはずだ。残された会期では、その点を引き続き指摘し、議会のチェック機能を最大限に発揮するよう努めていきたい。

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