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    福祉環境委員会視察に、昨日から出張中。初日は佐賀市。タイトルの様な取り組みを、行政が取り組む佐賀市の構想力に、ぶっ飛んだ。二酸化炭素は温暖化の元凶だから極力発生させないとか、カーボンオフセット推進で地球に優しくとか、厄介者扱いされている印象が、小泉には強い。しかし、ゴミを焼却すれば排出されるのは必然なのだから、これを分離精製して工業利用してしまえという発想がスゴい。カーボンオフセット推進のーつなのだろうが、より積極性を感じる。
    当然、投資が必要になるのだが、実験プラント造りの資金調達に難航しても、国の補助金ばかりに頼らず推進する佐賀市の野心は見習うべきものがある。行政が取り組むCO2回収プラントは前例がないと、胸を張っていた。
    佐賀市が国の指定を受けた「バイオマス産業都市」は、長野市も今後取得を目指すという。印象として、長野市は先頭グループを走ろうとする気概に乏しい。常に2番手以降だ。佐賀市は先行していたがゆえに、結果として東芝等の企業を実験プラント建設と運用に呼びこみ、資金を拠出させることに成功している。官民連携して、プロジェクトを進める雰囲気が作られた意義が、何よりも大きい。
    長野市にもチャレンジする精神が欲しい。それが有れば、長野市は更に伸びる。

    ※ 視察中の書き込みなので、後日加筆します。
    ながの100景「絵ハガキ」


    建設中の長野市第一庁舎・芸術館の免震ゴムが規格不適合品であった問題は、全国の話題となった。ところが、それに匹敵する(と小泉は考える)規格不適合問題が明らかになった。

    冒頭に掲げた写真は、ながの百景から題材をとった「絵ハガキ」。ながのシティプロモーション実行委員会あてに交付した、長野市の公金で作成されている。長野市を訪れたお客様にこのハガキを持って帰っていただいても、知り合いに差し出てていただいても、宣伝になる。フリーカードの発想で、面白い...のだが。これらの「絵ハガキ」は、実は規格不適合品なのだ。小泉は、今日初めてこの「絵ハガキ」を見て、問題に気づいた。

    はがきオモテ

    ご覧のとおり、郵便番号枠の上部に"Nagano City Welcomes You"(長野市はあなたを歓迎します)との文字が入っている。通常はこの部分には、「郵便はがき」の文字が入るべきなのだ(内国郵便約款第22条第1項第6号)。私製ハガキを制作する際の常識であり、この規格を知らないグラフィックデザイナーとか、印刷業者とか、日本ではありえない。
    この文字が入らないとどうなるか。





    ...というわけで、「郵便はがき」の文字を落としたばかりに、52円切手で届くはがきが、82円の封書扱いになってしまう。仮に、この「絵ハガキ」が実は封書だと気づかず(フツーは気づかない)、切手52円分だけしか貼らずに出せば、料金不足で差出人に戻されてしまう。差出人の住所の記載がない場合は、受取人から差額の30円を徴集する取り扱いになる。どちらにしても、長野市がいくら歓迎しようとも、利用者に悪い印象を残す結果となってしまうのだ。プロモーションとしては恐ろしい失敗である。

    ところが、私製ハガキの常識を無視して独善的なデザインとして制作したながのシティプロモーション実行委員会は、そのような危機感が全くなかった。事務局の長野市役所企画課に、この件について問い合わせたときの模様を再現。


    小泉:  この『絵ハガキ』、郵便はがきって入ってないから、料金が82円になっちゃうのではないですか
    企画課: え。確認します
    (中略)
    企画課: 発注先の業者から、長野中央郵便局に確認して、問題ないと言われたそうです
    小泉:  へー。内国郵便約款とは違う見解ですねー
    企画課: 私もそれは確認しました。確かに約款とは違いますね
    小泉:   長野東郵便局郵便課にも確認とりましたよ。料金不足の取扱いになると言われました。それでも、長野中央局に確認してあるから、問題ないというスタンスですか
    企画課: はい


    「はい」じゃねーだろ。と、胸の中で毒づいたキモチ、分かっていただけるだろうか。この担当者は、問題があると分かっている。放置すれば長野市の印象を悪くするかもしれないという、シティプロモーションとは真逆の結果になる恐れも分かっている。それを認めない理由は、ただ保身しかない。真に長野市のことを思うなら、きちんとした収拾策を模索すべきだが、彼にはそれは望めない。
    議会で質問し、明らかにしようかとも思った。小泉の手柄にもなるしね。しかし、6月議会一般質問は6月18日からだ。それまでに、支所、公民館、観光案内所、民間宿泊施設等で配布されているこの「絵ハガキ」が差し出され、料金不足で悪印象を与える事態が何件発生するのだろうか。
    あまりやりたくないのだが、小泉は政治力を使うことにした。日本郵便本社と信越支社に、問い合わせを入れた。


    「郵便はがき」の表示がない私製ハガキについて、御社の長野中央局さんが、ながのシティプロモーション実行委員会にOKを出したと聞いています。ありがたいことなのですが、公金を支出して制作した「絵ハガキ」ですから、間違いがあっては困ります。本当に、北は北海道から南は沖縄県まで、ハガキ料金で御社が対応してくださるという確証がほしい。
    私ですか? 長野市議会議員ですが。


    午前中に電話して、信越支社から電話があったのは午後6時を過ぎてから。


    議員のお尋ねの件については、中央郵便局とながのシティプロモーション実行委員会さんとの間で、調整することになりました。...中央郵便局がOKを出したというか、行き違いがあったということです。中央郵便局は、ゲラも見せていただいていないとのことです。...そうですね、おっしゃるように『郵便はがき』のゴム印を押すとか、あるいはシールを貼るとか。...いえ、私どもでは、その経費を負担できません


    ゲラも見せていないのにOKを取ったとか、よく言えたものだなあ。まあそんなところだろうと、思ったけどさ。どうも、ながのシティプロモーション実行委員会の発注や制作物は、イマイチなんだよねえ。こんなこともあった。

    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1389.html

    しかしながら、ゴム印とかシールとか、みっともないよねえ。規格に適合させるためとはいえ、やはり長野市のプロモーション上は、ベストな成果品ではない。
    免震ゴムが規格不適合であった件について、長野市はメーカーに謝罪させ、費用も持たせて、他社製品に交換させようとしている。当然のこととはいえ、しかし東洋ゴムは自身のブランドは傷つけても、長野市のブランドを傷つけたわけではない。その伝でいけば、長野市自身のブランドを傷つけるようなダサい「絵ハガキ」を制作した業者は、より質が悪いといえる。まず実行委員会に謝罪し、全部新品に取り替えるべきだよなあ。それができないようなら、免震ゴム以上に問題の残る決着と言わなければなるまい。当然、議会でチェックすることになる。

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

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