昨日の一般質問に対する答弁が、新聞で報道された。
    経緯を説明させていただくと、長野県教育委員会が実施した「体罰に係る実態把握調査」の結果が4月末に発表され、その中に長野市教育委員会が未処分としていた件が3件あった。

    「2009年~11年度に同市立の小中学校で教員計3人による体罰があったことが、県教委の体罰実態把握調査で新たに分かった」
    「3人の処分は県教委が精査中」
    「体罰をした教員は、小学校が学級担任の2人、中学校は部活動顧問1人。児童2人と生徒2人が、素手で殴られるなどした」(6月6日信濃毎日新聞)

    ここで小泉が気になったのは、県教委の調査が実施されるまで、体罰が明るみに出ていなかったこと。
    そこで、「今後は」どのように調査して体罰の実態について把握していくのかと質問した。県教委の調査以前に、自ら正しく体罰について把握しなければならないのは、教育委員会の独立性を考えれば、当然だと思う。
    しかし、小泉の思いが通じなかったらしく、「発覚した未処分事案に関する今後の調査」について方針が示されただけ。そうではなくて未来志向の質問をしているんだけど。再々質問までしたが、答弁は事案の経緯を小出しにするもの。管理責任を追及しているわけでなく、そんなこと訊いてないんだけどねえ。
    どうしてこんな答弁になるかというと、再質問に対して「考えながら答える」ということをしないから。議会対策として、行政は通告に対する答弁の文章を、あらかじめ作ってある。さらに関連した再質問への答弁も、予め想定して作ってあったりする。再質問があると、「当たらずといえども遠からずだろう」ってわけで、取り敢えず想定した答弁を、よく考えないまま読んでしのぐというパターンがある。議員も質問時間が惜しいから、答えがおかしくてもいつまでも深追いしない。議会の議論が噛み合わない理由は、実はこういうことだったりする。
    で、しようがないんで、「市教委として自浄能力のあるところを、市民に示していただきたい」としめくくった。
    ところが、メディアとしては、この答弁の方がニュースバリューがあったらしい。

    「過去の体罰3件県教委に未報告 長野市教委があきらかに」
    「市立小中学校の体罰3件のうち、2件は学校が市教委に報告しておらず、1件は市教委に伝えられたものの県教委に報告しなかったことを明らかにした。市議会6月定例会一般質問で答弁した。」
    「『2件は被害を受けた子どもや保護者への謝罪と説明を行い、学校長が教員に指導したことから、市教委に報告がなかった』と説明。」(6月14日信濃毎日)

    ...今思い返すと、確かにそう言っていたなあ。その場で追求型の質問に切り替えられればよかったけど、議場では自分の質問に答えているかどうかに集中していて、その他はフィルターにかからない精神状態になっているみたいだ。
    3件のうちのもう1件は、

    「市教委は『全国的に相次ぐいじめをきっかけに文科省の基準が今年3月に厳格化され、この基準では体罰の可能性があるが、隠蔽の意図はなかった』と説明する。」(6月14日読売地方版)
    現場でのもみ消しと見られないように、きちんと市民に説明するべきだね。市教委に確認したが、これらについてはホームページに情報も載せていないし、プレスリリースも出していないとのことだ。それでいいのかな。
    同じ会派の松木茂盛氏に、経済文教委員会で引き続き質問してくださいと、頼んでおいた。会派に属す意味は、こういう連携プレーにある。

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

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