2013年12月定例会一般質問の小泉一真

    小泉: 前市政の踏襲する必要のないところとはどんな点か
    市長: 市長室の机が曲がっていたのを直した

    12月6日、加藤久雄市長への初めての一般質問のオープニングブローは、こんなだった。
    他の議員の質問も併せて得た第一印象は、新人市長とは思えない老獪さ。急所を突く質問は、はぐらかして時間を稼ぐ。議員一人あたりに割り振られた質問時間は、わずか7分。はぐらかされた核心に迫ろうと再質問しようにも、その間にも持ち時間は減っていくし、そうしたところでより具体的な答弁が得られるとは限らない。


    小泉: 新市民会館へのネーミングライツ導入について、新市長はどのように考えるか。
    市長: 今後、導入候補施設については、個別に詳細な調査検討を行い、平成26年度中に順次募集開始する。場所・ものによっては、非常にネーミングライツが難しい。例えば、新市民会館が、本久文化芸術会館では、いくらお金をもらっても無理だろうとこんなように、たとえではあるが思う。
    小泉: せっかくなんで、もっと真面目に話したいのだが。本久でもいいと思う。何が難しいのかおしえていただきい。
    市長: 例として申し上げたわけで、ふざけて申し上げたわけではない。一般的に言って、ネーミングライツは非常に効果を現していることもあるし、財政上についても重要な問題と思っている。ただ、場所によっては、常識的に言って難しいと思っている。


    何が難しいのか。市長の考える常識とは何なのか。案の定、再質問しても、答弁の具体性は深まらない。
    上述のネーミングライツに関連した質問を始める前に、小泉はつぎの様に論陣を張った。


    本年7月18日付信濃毎日新聞によると、(仮称)長野市民文化芸術会館運営体制等検討委員会委員長が取材に対し、「『委員会としてネーミングライツがなじまないという傾向が分かった」と述べたということだ。
    これは前日の委員会会議の印象をもとにした発言だが、小泉としてはこれには疑問を抱いている。そもそも、正式名称の前に、ネーミングライツの議論が先行するのは、不自然ではないか。
    公表された会議資料・会議要旨を見ると、「ネーミングライツも、実は私としては、非常に是非これをやりたい」との前市長の議会答弁に触れていない。また「広告料収入やネーミングライツなど広く財源の確保を図る」との平成25年度予算編成方針にも触れられていない。
    同検討委員会設置要綱によると、委員会の「任務」は、新市民会館に係る「運営体制等に関すること 」の検討。ネーミングライツの是非は、市の財源のあり方にまで踏み込む議論となるが、これは検討委員会に課せられた任務内のことであるのか
    財政部を中心に、今年度末を目途として、ネーミングライツ導入についてのガイドラインを作ろうとしているところ、それができる前に結論を急ぐのはなぜなのか。
    以上の数々の疑問を踏まえたうえで、お答えいただきたい。
    (関連のブログ記事はこちら)
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1055.html


    これらの疑問に合理性があるかどうかは、読者の判断にお任せしたい。
    因みに、検討委員会委員には加藤恵美子氏も任じられているが、彼女は加藤久雄氏の愛娘であられる
    もっとも、老獪だ市長だと言っても、就任して2か月足らず。答弁の厚みは増してくるものと、まだ今後に期待するべき時期なのかもしれない。むしろ、小泉が心配するのは、加藤市長その人というよりも、議会と市長との関係である。
    小泉は質問の中で、こうも述べた。


    市長選挙当時の有権者数は310,181人。それに対する加藤市長の得票数は56,424票で、率にすると18.19%。一方で加藤氏を選挙で応援した市議会議員の数は38人中29人と、実に選挙前の議会勢力で76%。民意と、市長を支持する議会勢力にかい離がある。


    勝ち馬に乗りたい一心で、民意を顧みずに加藤氏を支持した議員は、4分の3を越えている。どんな議案でも通るわけで、数がまとまったときの議会の横暴さは、まさに昨日成立した特定秘密保護法案の審議を見ればわかる。行政の議会対応と、議会のチェック機能が、雑になっていくことはないか。
    この懸念はすぐに実現した。親友会、公明党に次いで、新たに市長「与党」となった「改革ながの」のはしゃぎようは、もと同じ釜の飯を食った小泉としては残念だった。「新市民会館が、本久文化芸術会館では...」との市長のはぐらかし答弁に、「名答弁!」と、同会派の代表者は叫んだが、他の会派にはこのような突出した言動はない。
    「あくまで是々非々の立場で議論に臨」むとした会派結成の理念は、忘れてしまったのだろうか。
    加藤氏の答弁が終わると、新友会議席から何度か「よし」のつぶやきが漏れた。伝統ある会派の応援とは、このように控えめなものだ。しかし振り返ってみると、
    加藤氏への質問で「よし」と言わせたのは、まだ小泉のものだけだと思う。思わず「よし」と言わせる程度には、鋭さのある質問だったのかもしれない。

    12月議会一般質問については、次回も書く。

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

    小泉一真.netのランクが上がります!

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