昨2月12日付の信濃毎日新聞記事について、小泉が確認したことと書簡を書きたい。当該記事の見出しは次のとおり。

    「県民の進路2014知事選 10」
    第2部 検証・阿部知事の財政運営④
    長野市への5億円 波紋
    あいまいな市町村支援

    ...長い見出しだね。以下本文から抜粋。


    「県は、長野市が進める南長野運動公園総合競技場改修事業への5億円の補助金を盛った」

    「県補助金は、約1800万円(昨年末時点)にとどまっている寄付金(小泉注:予定額6億円)の大部分を埋めることになる」※1

    「要望書に希望額は記されていなかったが、担当職員によると、水面下で市が求めた額は『5億円をはるかに超えていた』。予算化に積極姿勢を示した知事の意向をくんだ担当部署は、3億円程度の案でまとめようとしたが、調整の結果5億円になったという」※2

    「県による市町村支援の在り方はどうあるべきなのか。14年度予算からは見えにくい」※3


    ※1について:
    小泉が長野市企画課に確認したところによると、約80億円の事業費のうちの6億円を見込む寄付金について、県の5億円補助が確定した後にどのように取り扱うかは、まだ方針がない。国・県の補助額が確定した後に、財源構成を見直す予定である。この記事を書くにあたって、同紙から取材を受けていないとのことであった。

    ※2について:
    長野市企画課は、水面下で5億円超の補助金支出を求めた事実はなく、この点についても同紙からは取材がないとのことだ。長野県スポーツ課及び財政課も、※2のような事実関係は知らないとのことであった。

    ※3について:
    同紙自身が、2月6日付け記事(南長野球技場5億円補助 サッカーAC長野のホームスタジアム 県、予算案に計上へ)でこう書いている。


    「県は補助を通じ、プロスポーツの振興や地域活性化につなげたい考えだ」

    「プロスポーツ振興環境整備支援を目的とした新たな補助制度を創設する」

    「県は12年7月、県内を拠点に活動するプロスポーツ4チームの運営会社などと『スポーツによる元気な信州づくり包括連携協定』を締結している。また、パルセイロのホームタウン(本拠地)が北信地方の15市町村に上ることや、改修が始まった昨季
    は佐久総合運動公園陸上競技場(佐久市)にホーム戦を移したことで東信地方にもチームを支援する機運が出ていることも考慮し、県の補助金支出が可能と判断したとみられる」


    これだけ詳細に、県が補助する理由を報道しておきながら、「県による市町村支援の在り方はどうあるべきなのか」と自問し、「あいまい」と誘導するのは、どのような意図があってのものなのか。「あいまい」なのは、5億円補助への信濃毎日新聞の立ち位置なのではないか。県の主張をあえて書かずに済ませているのは、公正中立を旨とするメディアのあるべき姿なのか。
    「県民の進路」では、「県は県立の伊那運動公園野球場(伊那市)の大規模改修などの事業では、要求額の7億8千万円を1月末の知事査定を経て14年度は2億8千万円に減額」と、南長野サッカー場と対比させて書いている。しかし、補助事業と県施設の改修を同列に論じることも、プロスポーツ振興の観点を欠いて比較することも、的が外れている。

    長野県スポーツ課は、長野市だけのための補助とは考えておらず、このような書き方は残念だと語っていた。きちんとした取材をし、読者に予断をいだかせるような書きぶりは避けるのが、報道の王道だろう。

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

    小泉一真.netのランクが上がります!




     
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