長野市が「前向きに検討している」というラグビーワールドカップ2019の開催都市立候補について、質問。組織委員会からは、大会についての基本的な情報の適時適切な提供が不足していると思われるので、これを正すのが狙い。議会から訊かれて困っていると、長野市が泣きついて態度を改めただろうか。見てみよう。



    (質問・答弁概要)
    小泉一真: 直近の2011年ニュージーランド大会の決算状況はいかがか。
    2019年、わが国で開催される大会の収支計画について説明されたい。
    決算が黒字・赤字となった場合に、開催都市はどのような権利、又は債務を分担することになるのか。
    教育次長: 2011年のニュージーランド大会の決算状況は、2019年大会の組織委員会を通じて、国際ラグビーボードへ照会中。今のところ提供されている情報は無く、引き続き照会いただくよう依頼してある。
    ラグビーワールドカップ2019における大会収支計画は、大会の組織委員会に情報提供を求めているが、現時点で開示する内容は無いとのことで、市は説明できる状況にない。
    また、決算が黒字・赤字になった場合の対応についても、大会組織委員会からは、今のところ具体的なルール等は示されていない。引き続き照会をしていきたい。



    開催都市立候補の申請書は、今年の10月までに提出しなければならない。それなのに、大会の赤字・黒字の見通しも示されず、それぞれの場合の清算方法も明確になっていない。これでは市も経済効果の試算ができず、検討の進めようがないのではないか。
    2011年ニュージーランド大会の決算状況が示されないとの答弁だが、これも奇異なことだ。というのは、3120万NZドルの赤字だったと、ホームページには書かれているのだ。
    http://www.rugbyworldcup.com/home/news/newsid=2062338.html

    国際ラグビーボード(IRB)は、なぜその程度の情報を提供しないのだろうか。どうやら、隠ぺい体質なのは、組織委員会だけでなく、その上部団体の国際競技連盟もまた同じらしい。



    小泉一真:
     ワールドカップの試合会場に関するカテゴリーのA、B、Cという概念、並びに本市が該当するカテゴリーについて説明されたい。

    教育次長: 国際ラグビーボードは、過去の戦績を基に、各国のチームを強豪国から順に第1層、2層、3層というふうに区分している。大まかに言って、世界ランキングの十位までが1層と、それ以下が2層、あるいは3層といったことになろうか。
    カテゴリーAは、第1層のチーム同士の対戦及び日本チームの全ての試合で、これは収容目安が4万人以上。カテゴリーBは、第1層のチームと第2層以下のチームの対戦で、収容目安が2万人以上。カテゴリーCは、第2層以下のチーム同士の対戦で、収容目安が1万5千人以上。
    南長野運動公園総合球技場の収容人員は約1万5千人なので、カテゴリーCに該当する。



    間違っても全日本の試合は、南長野に来ないということ。余り人気のない国同士の戦い-こういう言い方は失礼だけれども-しか来ないというのが現実。大規模な観客動員が、これでは見込めないのではないか。



    小泉一真: 
    ラグビーワールドカップ開催には議会、市民を含めて広く議論する必要がある。開催都市がクリアすべき基準を示す目的で組織委員会の作成した「開催都市ガイドライン」が市に配布されているはずで、市民と議会に公表するべきではないか。

    教育次長: 「開催都市ガイドライン」の公表については、2019の大会組織委員会の判断により、公表はされていない。ガイドラインは多岐にわたる開催都市の要件、2019年の大会組織委員会と開催都市との業務分担、そのほかいろいろな立候補に当たっての必要事項をまとめたもので、本市が負担すべき経費を算出する上での材料ともなってくるので、今後、時期を見て示せるように、2019年の大会組織委員会の方と調整を図っていきたい。

    小泉一真: 立候補の適否のたたき台となる「開催都市ガイドライン」が分からないと、議会でも議論しようがない。
    組織委員会が公開しない理由は何と言っているか。

    教育次長: 組織委員会は、この情報について共有できるのは、配られた自治体等、ごく一部の者であると言っており、それ以上の説明は今のところはなく、明確な確認はしていない。



    IRBにしろ組織委員会にしろ、必要な情報を出さない体質に見える。そういう体質のスポーツイベントを、本当に市民が喜んで迎え入れられるようになるのか。市民の理解の得られる透明度の高い運営でないといけない。そういうところは十分注意して、慎重に折衝していただきたい。
    小泉はこのラグビーワールドカップに関しての質問を、そう締めくくった。長野市行政も、説明責任が果たせず、困っているようだ。

    ラグビーワールドカップについては、小泉が自主製作したトーク番組でも、先月、先々月と組織委員会の広報政策を改めるよう訴え続けてきている。今回の質問では、それらが改善するどころか、情報を公表しない頑なさがますます強まった印象を受けた。





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