長野県は、陰謀を進めようとしている。自分の失政をごまかし、長野市に責任を被せ、長野市民の権限を奪って県の権限を強化しようとする「長野市・県保健所共同設置」という陰謀を。
    小泉はかつて県庁に奉職したが、県民益よりもお役所の都合本位で進められる県行政を憂えて退職し、長野市議会議員の道に就いた。それまでにブログも書き、本も書いたが、調べれば調べるほど疑問が湧き出てくるこのような件にぶつかったのは、久しぶりだ。これを止めるのが、目下の小泉の使命と考えている。

    市・県保健所共同設置検討の、何がダメなのか。
    何より、長野市民にとっての利益がない。市の保健所職員に訊いても、そのような答えしか返ってこない。
    次にお示しするのは、今年9月17日の、国(総務省)・県の会談記録からの抜粋。国は共同化を進めようとする長野県に好意的だが、その国でさえ、長野市にとってのメリットは薄いと認識している。

    国も「メリットなし」と危惧! 長野市・県の保健所共同設置 from 長野市議会議員 小泉一真

    共同設置による長野市のメリットをしっかり説明できるようにしないとうまくいかない

    「共同設置による長野市のメリットをしっかり説明できるようにしないとうまくいかない」

    と、国は県に対し、指摘している。それはそうだろう。1999年、長野市は中核市に昇格し、保健所を運用する権限を県から譲り受けた。それは保健衛生行政の責任を、県に代わって長野市が負うということだ。責任があればリスクがある。しかし長野市は保健所を自らの責で運用し、市民の生命と健康を守ると決意したのだ。県からの権限移譲は2800項目にも及び、その6割が保健所関連だったという。長野市が中核市になった意義の半分以上は、県に任せずに独自の保健所を持つことにある。共同設置とは、分権により県から勝ち取った権限を、再び県に分け与えるということだ。そんな大政奉還のような時代錯誤な政策を、長野市は取るべきではない。百歩譲っても、相応の、目に見え、市民が実感できる形でのメリットがなければ、保健所共同設置には全く意味がない。
    そもそも、まだ検討段階で、長野市と県は共同設置に合意したわけではない。であるにも関わらず、長野市を差し置いて、国と折衝を持つ県の態度は、「結論ありき」と批判されても反論できまい。
    実は、この三日前、今年9月14日に、市と県は会議を持っている。保健所共同設置に係る検討会議と称し、会議録の冒頭は次のとおりだ。端から会議は紛糾して始まる。

    20150914会議録

    長野市保健所: 県と市の立場は違う。市は市民に対する説明責任がある。市民へのメリットが重要。
    長野県:資料4~5Pで示していることが県と市のメリットと考えている。他に決定的なメリットがあれば教えてほしい。組織検討の中で意見を出してもらうこともできる。


    国との折衝で、長野市のメリットがないと指摘される僅か3日前、長野市から同じ批判を、長野県は受けている。長野市はメリットがうすいことを問題としているのに、あるかのように強弁し、決定的メリットを出せ、これからの検討で出せと迫る長野県の態度は無茶苦茶だ。これが結論ありきでなければ、何なのか。
    この日、県は保健所共同化検討の「中間とりまとめ」合意を狙っていた。しかし、長野市はこれを蹴っ飛ばした。年度当初のスケジュールでは、のべ7回の検討会議で中間とりまとめを策定し、共同化の可否を見極めた後に次のステップに進むことになっていた。しかし実際は、この日までに検討会議はのべ5回しか開かれていない。中間とりまとめができないのだから、可否判断もできない。次のステップに進みようがない。
    それなのに、長野県は長野市のほかに周辺8市町村に範囲を拡大した長野圏域保健所共同設置等検討会議を開催し、保健所共同化を強行しようとしている。長野県の威光に逆らえない市町村の立場を利用して、言うことを聞かない長野市を、数の力で押しつぶそうとしているように見える。

    12月議会でも、小泉は保健所共同設置について質問させていただいた。

    【それがお前らのやり方かあっ/結論ありきの長野県庁】保健所共同設置では、長野県の強引な進め方にブチ切れ寸前の小泉。長野市はしっかり対応してほしいのだけど、半分被害者みたいなものなので、議会でブチ切れるわけにもいかず。市・県の検討会議の流れを変えるきっかけになるかもしれない答弁は引き出せたが、フラストたまる質問だったなあ。

    Posted by 長野市議・小泉 一真 on 2015年12月7日


    保健所共同設置について文書公開請求で調査した小泉は、今や県のごり押しの悪辣さについて、いっぱしの事が言えると自負する。語り始めたら、一晩中でもできる。この件、連載としていきたい。


    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

    小泉一真.netのランクが上がります!

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