放射性物質を含む焼却灰の処理について、誤報がネット上で流通している。その大略は、次のごとき情報を含むもの。


    ・松戸市クリーンセンターから排出された焼却灰であって47,000ベクレル。
    ・秋田県から拒否されて、最終的に中野市大俣にある北信保健衛生施設組合(一般廃棄物処理)にて11月から持ち込み処分される。


    これらの誤報の元となった情報は、その背景・文脈から見て、次のものらしい。

    焼却灰の放射能濃度について(松戸市)
    http://www.city.matsudo.chiba.jp/index/kurashi/seikatsukankyou/gomi_shinyou/oshirase/syoukyakubai-housyanou.html

    最終処分場における敷地内・敷地境界での空間放射線量について(長野県)
    http://www.pref.nagano.jp/kankyo/haiki/houshanou/ippai_kukan.pd
    f

    住民に説明尽くすべき(YOMIURI ONLINE)
    http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1319496775842_02/news/20111030-OYT8T00100.htm


    誤っているのは、次の点。

    1. 北信保健衛生施設組合最終処分場に、組合管外からの焼却灰を搬入・処分した事実はない。(北信保健衛生施設組合に電話して確認)
    2. 中野市にある飯山陸送(株)管理型最終処分場へ、松戸市からの焼却灰が搬入されたが、秋田県から拒否されたからではない。(中野市環境課に電話して確認)

    飯山陸送の処分場へ搬入された焼却灰についての放射線量は、長野県のホームページに記載されている。

    産業廃棄物処分業者が設置する管理型最終処分場の空間放射線量測定結果について(長野県)
    http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/haiki/houshanou/sanpai_syobunjo.pdf


    産業廃棄物処分業者が設置する管理型最終処分場の排水等の放射性物質濃度の測定結果について(長野県)
    http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/haiki/houshanou/sanpai_syobunjo_haisui.pdf


    松戸市とか中野市とかの件なんだが、「なんとかならんか」と、長野市民の方からメールが来たので、調べてみた。それに、小泉は、北信保健衛生施設組合の議員でもあるので。
    こういう類の情報は、正しいのかどうかを、まず検証する必要がある。そのうえで、判断するようにしたい。

    ちなみに、北信保健衛生施設組合は、被災地から出た廃棄物の焼却処分についても、地元の了解がないとできないという立場。
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    コメント:
    追記
    ...だから長野県内にどうぞ埋めてとは言えないが、何千万トン・何億トンのがれきを処分しなければならない現状を考えれば、日本全国で廃棄物処分場の供給がタイトになっていることは容易に想像できる。焼却灰の処分ができなければ、廃棄物の排出も制限されることとなり、被災地だけでなくその周辺の広い地域で、経済活動に混乱は及ぶこととなるだろう。復興はますます遠のく。
    極力被災地周辺で、集中的に処理していただきながら、全国的にババをひくしかないんだろうか。頭が痛い。
    それにつけても、原発は廃止していくべきだとの結論。
    小泉一真│URL│11/08 08:07│編集
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