11/26、衆議院議員篠原孝氏主催の市町村議員研修会に参加。長野市の新人議員さんは、他に2名ほど。TPPに関する国会の議論の様子などをお聞きした。篠原氏は、TPP反対の立場。

    質問の時間に、持論を問うてみた。

    (実際の質問を思い出しながら書き、ちょっと書き足した)

    「TPP交渉参加に反対する国民の多くは、政府が国益を見据えた交渉ができるのかという疑問を持っていると、小泉は考えている。
    TPPがその特殊性から参加を見合わせるべきであるとしても、原則的には、日本は自由貿易体制の枠組みの中で生きていくべきであると考える。
    中長期的には、中国を、自由貿易体制に組み込んでいかなければならない。その際は、日中構造協議が必要となると思われる。レアメタルの採掘・製錬等にみられる鉱工業における環境負荷、食品の安全の確保、労働者の労働時間や賃金のあり方等を、西側に準じたフェアで厳正な基準に合わせるように、申し入れていく必要がある。そのような交渉が、日本だけでできるのか。TPPに参加しないなら、ASEANでやっていくのか。TPPの構造協議に応じない日本が、対中国交渉で発言権をどう確保していくのか。」


    質問の趣旨は、TPP交渉参加推進にしろ反対にしろ、さらにその先の戦略論が、見えてこないように思えるということ。

    篠原氏の回答は、小泉にとっては意外なものとなった。記憶をたどって書いてみる(何か間違いがあったら、それは小泉の責任)。

    「自由貿易には疑問を感じる。日本は、原材料を輸入し、製品にして輸出する加工貿易が産業の根幹であると言われてきたが、GDPに占める貿易の比率は15%に過ぎない。
    日本は、内需中心で経済が回るし、そのような国にしていかなければならない。地産地消やフードマイレージの思考法を、他の産業にも拡大するべきである。
    中国の個人消費がこのまま伸びたら、大変なことになると、中国の要人も言っている。長野県は、人口1000人あたり自動車850台を所有している。長野県の場合は、公共交通が整備されていないという要因があるのだろうが、このような消費のありかたでいいのか。」



    「自由貿易」への疑問を提示するというのは、勇気がいる発言なんじゃないか。自由貿易でないと日本は食っていけないという論調が多い中で、目から鱗が落ちるような回答。ほどほどの輸出でいいじゃん、個人消費をのばさなくてもいいじゃん。個人的には、同感できる。
    ...ではあるけれど、資本主義の国としては、経済成長を追求しないと成り立たないだろうし。

    篠原氏からは、著作「農的小日本主義の勧め」を読めと言われた。
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883400042

    ご高覧ありがとうございました。お疲れ様です。
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    コメント:
    貿易依存度
    おはようございます。ヘキチです。

    >うろ覚えで書いてはいけませんね。
    ★いえいえ、篠原代議士のオッカケではありませんが、前回の選挙では「川中島」西友の駐車場での演説を聞きましたが、投票もしました。で、「長野県は、人口1000人あたり自動車850台を所有している。長野県の場合は、公共交通が整備されていないという要因があるのだろうが、このような消費のありかたでいいのか。」と発言しているでしょう。
    私が言いたかったことは篠原代議士は、かれのキャリアから察するに知識が豊富って事です。

    ちなみに、
    TPPに関するメモ その1 「輸出依存度」「輸入依存度」「貿易依存度」
    日本の総務省統計局によると
    http://www.stat.go.jp/data/sekai/09.htm#h9-03
    貿易依存度  国内総生産(GDP)に対する輸出額(FOB価格)及び輸入額(CIF価格)の割合。
    日本は「輸出依存度」 11.4%  「輸入依存度」 10.8%   いずれも2009年

    だそうです。




    山間僻地│URL│12/03 11:10│編集
    Re: タイトルなし
    山間僻地 様

    ありがとうございます。
    うろ覚えで書いてはいけませんね。ご指摘感謝します。

    > おはようございます。ヘキチです。
    >
    > >長野県は、人口1000人あたり自動車850台を所有している。長野県の場合は、公共交通が整備されていないという要因があるのだろうが、このような消費のありかたでいいのか。
    > ★に関し、篠原さんのブログでは、
    >
    > 衆議院議員 しのはら孝のブログです。
    > アメリカの罠にはまる日本のTPP交渉-11.11.30-
    > http://www.shinohara21.com/blog/
    > <税もTPPで決められ危うくなる国家主権>
    >  今政府・与党の関心は来年の予算編成や税制改正に向けられている。税制では自動車関連税制が俎上にのぼり、自動車重量税と取得税の廃止が自動車業界から出され、その配分を受けている地方自治体が大反対するせめぎ合いが続いている。都市部は車がなくとも生活出来るのに対し、地方は車なしでは暮らしが成り立たず、我が長野県は1000人当たり自動車台数が885台と全国1位である。つまりこの税金はほとんど地方が払っているので、その分が地方に戻ってくる仕組みとなっている。極めて合理的な考えである。
    >  私は、この場でTPPに絡めて以下の発言をした。「今、和気あいあいかつ喧々諤々税制の議論をしているが、我々は、今TPPで関税自主権を失おうとしている。TPPに入ってしまうと、5年後は、自動車重量税もTPPの外交の場で議論され政権・与党税調の役割はなくなっているかもしれない。つまりアメリカから車体の大きい自動車重量税はアメリカ車を差別するひどい税であり、即刻廃止すべきと言われ、TPPの交渉の場で税も決められ、こんな議論をしなくてもよくなっているかもしれないのだ。」
    > 一瞬、シーンとなったが、司会の事務局長が「今年の税制に無関係の発言は控えて下さい」と余計な事を言った。しかし、現にかつて日米自動車交渉の俎上にのぼったこともあるのだ。何しろ日本がアメリカから輸入している乗用車はわずか1万台、それに対し日本からの輸出が152万台、このあまりの差にアメリカが怒って当然である。「アメリカ車だけ重量税を3分の1にしろ、さもないと、アメリカで日本車だけ3倍取るぞ」という話になっていく。TPPはかくして国家主権の放棄につながっていく。
    >
    > ★だそうです。
    小泉一真(こいずみかずま:長野市議)│URL│12/02 20:50│編集
    Re: タイトルなし
    山間僻地 様
    コメントありがとうございます。
    へー。案外保護主義的なんですね。
    小泉一真(こいずみかずま:長野市議)│URL│12/02 20:48│編集

    おはようございます。ヘキチです。

    >長野県は、人口1000人あたり自動車850台を所有している。長野県の場合は、公共交通が整備されていないという要因があるのだろうが、このような消費のありかたでいいのか。
    ★に関し、篠原さんのブログでは、

    衆議院議員 しのはら孝のブログです。
    アメリカの罠にはまる日本のTPP交渉-11.11.30-
    http://www.shinohara21.com/blog/
    <税もTPPで決められ危うくなる国家主権>
     今政府・与党の関心は来年の予算編成や税制改正に向けられている。税制では自動車関連税制が俎上にのぼり、自動車重量税と取得税の廃止が自動車業界から出され、その配分を受けている地方自治体が大反対するせめぎ合いが続いている。都市部は車がなくとも生活出来るのに対し、地方は車なしでは暮らしが成り立たず、我が長野県は1000人当たり自動車台数が885台と全国1位である。つまりこの税金はほとんど地方が払っているので、その分が地方に戻ってくる仕組みとなっている。極めて合理的な考えである。
     私は、この場でTPPに絡めて以下の発言をした。「今、和気あいあいかつ喧々諤々税制の議論をしているが、我々は、今TPPで関税自主権を失おうとしている。TPPに入ってしまうと、5年後は、自動車重量税もTPPの外交の場で議論され政権・与党税調の役割はなくなっているかもしれない。つまりアメリカから車体の大きい自動車重量税はアメリカ車を差別するひどい税であり、即刻廃止すべきと言われ、TPPの交渉の場で税も決められ、こんな議論をしなくてもよくなっているかもしれないのだ。」
    一瞬、シーンとなったが、司会の事務局長が「今年の税制に無関係の発言は控えて下さい」と余計な事を言った。しかし、現にかつて日米自動車交渉の俎上にのぼったこともあるのだ。何しろ日本がアメリカから輸入している乗用車はわずか1万台、それに対し日本からの輸出が152万台、このあまりの差にアメリカが怒って当然である。「アメリカ車だけ重量税を3分の1にしろ、さもないと、アメリカで日本車だけ3倍取るぞ」という話になっていく。TPPはかくして国家主権の放棄につながっていく。

    ★だそうです。
    山間僻地│URL│12/02 07:21│編集

    こんばんは、ヘキチです。ネットでこんなのあった。

    アメリカ国民の多数は自由貿易が大嫌い
    2011年10月16日 | 自由貿易批判 私の愛読する孫崎享氏(元外務省の国際情報局長、元防衛大学校教授)のツイッターで展開されているTPP批判は核心を突いていると思う。同氏の下記ツイッターから少し引用させていただく。

     http://twitter.com/#!/magosaki_ukeru

    ***引用開始***

     TPP;TPP論議の時、これに乗らないと米国が怒るという論理。しかし、米国国民がどの程度自由貿易に支持をしているか。2010年11月PEWの世論調査「自由貿易協定は米国に良いか悪いか」で良いが35%、悪いが44%、PEW2011年10月で「自由貿易は米国に+かーか」は+48.

     自由貿易推進評価は米国内で不定、時に-。この中、オバマ大統領が特に熱心かは不明。熱心なのは安全保障と同じく日本を隷属化させようとするグループ。米国では対日関心は低く、一部の「日本屋」に丸投げ。対日政策ではオバマは単にこれにのっているだけ。怒るのは「日本屋」

    ***引用終わり***

     オバマもTPPなどにそれほど熱心とは思えない。ヒラリーなど元来からアンチ自由貿易論者である。失業問題に対するアメリカ人の怒りは今のところ「強欲なウォール街」に向けられているが、アメリカの今日の惨状を生み出した原因は「貿易自由化」と「金融自由化」の二本柱にある。アメリカ人の怒りは潜在的に自由貿易システムに向けられているといえるだろう。

     世論調査を見れば明らかである。孫崎氏が紹介しているPEW Reserch Centerは、アメリカ国民を対象に、定期的に自由貿易に関する世論調査をしている。昨年の米国での自由貿易世論調査の中からいくつか紹介してみよう。
     
    2010年11月7日の調査より

    「自由貿易協定は、アメリカに雇用を生むと思いますか、それとも雇用の喪失につながると思いますか?」
     雇用を生む    ・・・・8%
     雇用喪失につながる・・・・55%
     変化はない   ・・・・・24%
     わからない・無回答 ・・・12%

    「自由貿易協定はアメリカ人の賃金を上げると思いますか、それとも下げると思いますか、または変わらないと思いますか?」
     賃金を上げる・・・・・8%
     賃金を下げる・・・・・45%
     変わらない  ・・・・・34%
     わからない・無回答・・12%

    「自由貿易協定はアメリカ経済を成長させると思いますか、それとも減速させると思いますか、変わらないと思いますか?」
     成長させる ・・・・・19%
     減速させる ・・・・・43%
     変わらない  ・・・・・24% 
     わからない・無回答・・13%
     
    「自由貿易協定は途上国の人々にとって良いと思いますか、それとも悪いと思いますか?」
     良い   ・・・・・・54%
     悪い   ・・・・・・9%
     大差なし ・・・・・・23%
     わからない・無回答・・11%

    「全体的に見てNAFTAやWTOなどの自由貿易協定はアメリカにとって良いことと思いますか、それとも悪いことと思いますか?」
    http://www.people-press.org/question-search/?qid=1773683&pid=51&ccid=51
     良い  ・・・・・・・35% 
     悪い  ・・・・・・・44%
     わからない・無回答・・21%


     アメリカ世論がもはや多国間であれ二国間であれ「自由貿易」全般を志向しなくなっているのに、「アメリカ」の要求に乗る以外の選択はないかのように煽る日本の政治家・マスコミはマゾなのだろうか。彼らの言う「アメリカ」とは何なのだろう?

     TPPに日本を引きずりこもうとしているのは、孫崎氏の言うように日本を隷属化させようとする「ジャパン・ハンドラーズ」だけであろう。ジャパン・ハンドラーたちは、米国世論とは全く無関係な存在である。米国の「対日政策ムラ」に属し、パトロンであるウォール街や軍需産業や穀物メジャーなどを喜ばせるような方向に日本の諸制度を「改革」し、それによって利権をあさる偏狭なロビイストにすぎない。
     そのウォール街がまさに世論によって包囲されているのであり、日本が堂々とTPPを拒絶することは、アメリカ国民に喜ばれこそすれ、アメリカとの関係を壊すということはない。ジャパン・ハンドラーたちとの関係など壊れることは喜ぶべきことである。

     米国のマジョリティを味方につければ、あんな連中はひとひねりだろう。ちょろいもんだ。あの連中に恐懼している日本外交とはいったいなんなのだろう? 反ウォール街の米国世論を味方につけて外堀を埋め、ジャパン・ハンドラーズを孤立化させて叩くぐらいの外交戦略がなぜ立てられないのだろう?

    だそうです。
    山間僻地│URL│11/29 22:32│編集
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