長野市議会の暴れ馬、小泉一真の名前が、またまた紙面に掲載された。掲載紙は「長野市民新聞」3月22日号。さすがにあれから3日後のタイミングだけあって、よくまとめられている。一部を引用。

    「市会閉会予算案など可決」
    (略)
     また、この日の本会議では改革ながのの小泉一真氏が当初予算案の賛成討論をしつつ、採決には棄権の意思を示し、矛盾する態度ともとれる行動をしたことで議会は紛糾した。改革ながのは予算案に賛成した。
    小泉氏は賛成討論で、市役所第一庁舎と長野市民会館の建て替え計画について市民合意や説明責任が果たされた上での予算執行の必要性を主張。「問題提起を込めて退席し棄権させていただく」と述べたが、祢津栄喜議長は「議場の秩序を乱す」として地方自治法にのっとって、この部分の発言を議事録に掲載しないことにした。

    賛成討論しつつ「問題提起を込めて」退席し、採決には加わらないという行動は、小泉なりに考え抜いた、ぎりぎりの選択。もちろん、全ての市民のご理解が得られると考えたわけではなく、政治的なリスクは甘受する覚悟だ。
    予算原案を全否定はできないことは、ツイッターでも述べてきた。

    http://twitter.com/#!/kazumakoizumi/status/182395193893453824

    予算案が否決されれば、市民生活と市民経済に、悪い影響が及ぶ蓋然性を考慮せざるを得ない。予算案否決に回った方々には、市民に迷惑をかけてでも通さなければならない信念があるようで、立派。反対した処で、可決されると見込んだ不真面目なパフォーマンスでもないのだろうし。
    しかしだからといって、予算案を全肯定もできない。第一庁舎・市民会館の問題では、12月議会で質問した通り、大きな問題がいくつもある。
    その一つが、合併特例債という財源を使う際の裏付けとなっている合併建設計画で、計画区域と位置づけられている大岡、豊野、戸隠及び鬼無里で、一度も市が主催する説明会を開いていないということ。

    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-408.html

    これは絶対に譲ることはできない。そこで、討論冒頭で述べたように、「忸怩たる思い」の賛成討論とし、この点を徹底的に突いた。
    また、長野市の予算執行の傾向を大きくとらえたときに、説明責任を果たすという大前提が重視されていない点をクローズアップした。説明責任とは、事業を推進するにせよ、しないにせよ、十分に尽くされなければならないもの。また行政だけでなく、議会は行政にそれを促さなければならない立場にある。説明責任とは、建設賛成も反対も、また行政も議会もなく、立場を越えて一致して推進できる点であるはずなのだ。なのに、行政も議会も、きちんと機能していない。
    討論の終わりは、次のように結んだ。

    「予算の中身うんぬんではなく、その適切な執行の前提を今の長野市は見失ってはいないでしょうか。そのような前提を見失っておきながら、予算案を採決するというのは、なんと寂しい営為ではないでしょうか。行政と議会の機能は、このまま不全のまま放置してよろしいんでしょうか。私自身は、その問題提起をこめて、この後、退席し棄権させていただきますが、行政と議会の今後の再生を目指す意味で、賛成を表明させていただきます。  
    私は、深く失望しております。長野市行政と議会の人々に、誰のための市政であるかもう一度考えていただきたいと、私は訴えます。
    議員が、議決権を行使しないことはどうことかと、自殺行為ではないかという批判がおありかと思いますが、そのとおりであります。では、あなたたちが、議会と行政がしていることは、行政がしていることは、何であるか、私はその点を問題提起させていただきたいと思います。
    旧4町村での市民説明会を開催していただきたいと、私は訴えます。議会の誰のためでものなく、行政のためでもなく、市民のためなのであります。  
    終わりです。」(青字は議長によって取り消された発言)

    最後のひとこと「終わりです」までの間、小泉は数秒タメをつくった。このとき、共産党と市民ネットからは、議長に対し、討論を終結させろ、議事を進行させろとのヤジが飛び交っていたため、討論の妨害として議長に議事進行上の動議を提出するかどうかを、真剣に考えたためである。しかし、今後も第一庁舎・市民会館建替えの問題については、彼らと連携していかなくてはならない。そう思い留まった。
    一方で、理性ではなく感情で政治的判断をなさったことを隠さない人がいるようで、頼もしい限りだ。
    http://hiromi-w1.blog.avis.jp/archives/237

    議事進行を紛糾させたもう一人の当事者のブログ。さらりと三人称で流すのが、大人の知恵。
    http://www.nunomeyukio.jp/blog/archives/1645

    きっとこういう人々と改革ながのは、今後も良い関係を結んでいけるだろう。
    最後に、動画をアップ。議長命令で発言取り消しとなった部分は、議会事務局が念入りに編集してくれた。ありがとうっ。

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    コメント:
    Re: タイトルなし
    > 今までは議会改革が進まないのは主に新友会のせいだと思っていましたが、市会議員みんな責任ありますな。
    > 県庁所在地大長野市・・・行政も議会もあまりにレベルが低すぎる。

    謙虚に受け止めなければならない言葉と思います。第一庁舎・市民会館の建替えの問題で、行政が説明責任を果たしてこなかったのは問題ですが、それを是正できなかった議会にも責任があるのは当然の話。行政と議会の機能は、不全のまま放置していいのかという小泉の問題提起に、共産党は反発しているようですが、小泉とは責任感の種類が異なっているようです。

    北アルプスさん、お言葉ありがとうございました。
    小泉一真(こいずみかずま:長野市議)│URL│03/24 09:11│編集

    議会の映像を見て、さらに一真議員の演説が心に響いてきました
    。発言を取り消される必要は全く感じませんね。
    議長だって最初は粛々と採決しようとしてたのにね。
    共産党と市民ネットが感情的になっただけじゃん。
    今までは議会改革が進まないのは主に新友会のせいだと思っていましたが、市会議員みんな責任ありますな。
    県庁所在地大長野市・・・行政も議会もあまりにレベルが低すぎる。
    北アルプス│URL│03/23 22:59│編集
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