24日から26日の3日間、所属する会派「改革ながの」の議員による視察を行った。初日に岩手、2日目・3日目を東京の視察にあてる日程。

    初日、柳田国男の「遠野物語」の舞台となった、岩手県遠野市を訪ねる。
    当地では、介護・保健・医療を統合的に運用する「遠野方式」により、包括的な地域ケアを行っている。
    IT技術を利用して効率的に住民の健康を管理するシステムを、国・県の事業を活用しながら維持する工夫が、参考になった。
    遠隔保健

    月額500円で、市民なら誰でも「遠隔健康相談システム」に参加できる。歩数計が貸与され、毎日の歩数データは、健康指導に活用される。また地区センター等で、週に一度、血圧等のデータと合わせ、テレビ電話による健康指導が受けられるようになる。年に数回、同様に医師からの遠隔健康指導も受けられる。地区センター来所の機会に、体操などの健康づくりにも参加できる。歩数計を持つことにより、歩いて健康維持する機運も高まっているとのこと。
    取り組み効果

    妊婦には、携帯型胎児心拍数検出装置(CTGモニタ)を貸与し、胎児のデータを24時間記録している。遠野市には産科医がいないが、CTGモニタと遠野市営助産院の保健指導により、妊婦の遠距離通院による負担が軽減されている。市営助産院は、出産を扱わない方針のため、妊婦は市外の産院で出産することになるが、岩手県内全ての産院で、CTGモニタのデータを活用できるため、出産期の入院は円滑にできる。
    CTG

    遠野市は、人口3万弱。長野市の38万人に比べるといかにも小さく、医師の確保に悩んでいるようだった。それをカバーしようと、国のモデル事業等に積極的に応募し、独自の道を拓こうとする姿は、印象的だった。遠隔健康相談システムの年間維持費は約3500万円。参加する市民は約400人。一人あたり8万から9万円のコストをかけていることになるが、国民健康保険・介護保険の利用が抑制されるという戦略で取り組んでいるようだ。
    一方で長野市は、中山間地における通院時間などの点で、同様の問題を抱えているはずだが、遠野市のようにIT技術でカバーするような工夫に乏しいように思う。これは議員も含め、反省しなければならない。

    遠野市は、東日本大震災の後は、復興支援のセンターとして機能しており、被災地の図書施設に、全国から集められた図書を献本する事業や、海水に浸かってしまった大槌町の公文書を修復する事業などを、併せて視察した。
    要望のあった書を、要望通りに配本し、不要の本は廃棄とする作業。公文書の一葉一葉を、エタノールで洗浄し、乾かし、再び編冊する作業。復興には、このような地道な作業が必要なのだと知る。
    献本作業
    IMAG0846.jpg

    この日の宿泊は、農家民泊を利用。遠野市議会議員自らも、民泊に住まいを提供しておられ、お世話になった。
    議員自ら、進んで汗をかく姿は、見習わなくてはと思う。
    民泊

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした
    にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 長野(市)情報へ
    ↑  CLICK!!   ↑
    関連記事
    コメント:
    コメント:する












    管理者にだけ表示を許可する?

    トラックバック:
    トラックバック URL
    →http://koizumikazuma.blog.fc2.com/tb.php/675-e8106c55
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)