9月議会最終日から、それまでの経済文教委員に替わって、総務委員を拝命している。小泉の「得意技」と吹聴している情報公開制度と職員資質の向上を所管する総務部、合併協定とパルセイロを所管する企画政策部、中山間地を所管する地域振興部等々、審議のやりがいがある部署がそろっている。その総務委員会審議に、昨日臨んだ。

    本会議一般質問でも取り上げた、情報公開審査会が「会議録の作成のあり方について全庁的に検討することを要望する」と、情報公開決定への不服申立てに対する答申で、異例の付帯意見を付した問題を、続けて追及。
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-835.html
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-659.html
    情報公開審査会の指摘は重要なので、改めて抜粋して掲載する。


    附帯意見
    現在、実施機関(小泉注:市の各部署のこと)が開催する会議の会議録作成については、所管課の判断に委ねられ、その取扱いは統一されていない。その理由として、実施機関は、会議の目的や内容が多種多様であるため、一律に会議録を作成するとの方針を設けることは、事務の効率性や合理性の観点から現実的ではないとの主張を行った。
    しかしながら、市の重要な施策の意思決定などを伴う会議は、市民にとって重大な関心事であり、これについて市は市民に対して説明すべき責務を負っている。
    (中略)
    また、前記のとおり条例(小泉注:長野市情報公開条例のこと)第1条は、行政情報公開の目的を「市民の市政参加を一層促進するとともに、市の諸活動を市民に説明する責務を果たし、市政運営における透明性の向上を図り、市政に対する市民の理解と信頼を深め、もって公正で開かれた市政の発展に寄与すること」であると定めるが、行政の意思決定過程に関する記録を残すことが、このような目的に資するものであることは言うまでもない。
    以上のような観点から検討した場合、行政機関が開催する会議の会議録の作成を所管課の個々の判断に委ねれば足りるとすることには問題があると言わざるを得ない。行政機関が開催する会議の目的や内容は多種多様であり、一律に会議録の作成を義務づけることは、事務の効率性や合理性の観点から現実的ではないという点
    は十分理解できるものの、会議録が意思決定過程の合理性を裏付け、あるいは事後の検証を可能にするという重要な機能を有することに照らすと、意思決定過程に支障をきたさないことを原則として、何らかの指針の策定が必要であると考えられる。
    したがって、当審査会としては、会議録の作成のあり方について全庁的に検討することを要望する。
    (情審第27号及び同28号)
    http://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/shomu/5809.html


    具体的には、庁舎・市民会館建て替えに関する意思決定について、市は初め部長会議の会議録を残していたが、やがて「打ち合わせ」名目の会議がこれに替わり、その内容が記録されないようになったという問題が背景にある。市からすれば「打ち合わせ」は軽易な記録するまでもない内容であり、市民からすれば大きな公共事業に関する会議は軽易ではありえない。また「打ち合わせ」と名前を変えるのは、情報隠蔽のための姑息な策とも見える。
    だから、市の主観で会議録を作成するかどうかを決めるのではなく、客観的な「何らかの指針の策定が必要である」と、情報公開審査会は指摘する。それも「全庁的に検討すること」を求めている。
    これは実は、長野市特有のローカルな問題ではないと、小泉は考えている。たとえば、次のような事例がある。内閣府の原子力委員会は、傍聴可能で議事録が公開される「定例会」を開いているが、その前週に「打ち合わせ会」と称した非公開会合を開催。過去10年以上にわたり、非公開会合を毎週開き、原子力政策の重要案件を必要に応じて実質審議しており、議事録は残されていなかった。
    http://www.47news.jp/47topics/e/231594.php
    行政の発想というのは、どこでも似たようなもので、このような問題はどの行政機関にもありうる類のものだ。だから県都長野市がきちんとした指針を示せれば、県内自治体が追随する可能性もある。市の説明では、そのような指針は、他の自治体で策定している例がほとんどないとのこと。ならば全国の手本ともなりうるのであって、名誉挽回の大チャンスでもあるのだ。
    ところが、昨日の総務委員会答弁では、年度内に策定できるのかと訊いても、市の答弁は明瞭でない。しまいには、「情報公開請求の件数と、公開決定への不服申し立ての件数とも、最近増えていて」などと泣き言をかましてきた。そこは小泉の逆鱗だったんだけど(笑)
    「情報公開請求が増えているのは、市の行政の透明度が不足しているから、市民がそうせざるを得ないのだ。不服申し立てが多いのも、同じ。市の情報公開を積極的に行えば、こういうことはなく、市の事務も効率的に流れるはずだ」といわざるを得なかった。
    他の委員から「日程がタイトなのに(一人でしゃべりすぎ)」、「一問一答ではなく、所管事項調査なのだから、細かいところまで詰めるな」とのご指摘をいただく。冗談ではない。
    小泉の質問を傍聴したことがある人なら分かると思うが、小泉の質問は他のどの議員よりも要領がよく、短い。それで苦情を言われることもあるぐらいだ。
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-522.html
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-592.html
    一方、市の答弁は、聞いてもいないことを説明し、肝心のことに答えず、論点を散漫にしようとするのが常。本会議質問で通告し、委員会前にも質問すると予告してある件なのに、答弁準備が不十分すぎる。
    委員会で細かいところを詰めるのでなければ、どこで詰めるのか。個人的に聞けとの指摘だが、もちろん予め調査をした上で、問題と認識しているから委員会の場で指摘しているのである。そもそも、中立な審査会が行政に行動を求めているのに、行政が放置しているのは、細かな問題ではない。
    第一、確保した日程が足りないなら、日程を延ばせばよいではないか。

    まあそんな風で、初めての総務委員会であり、市行政だけでなく他の委員とも戦い、審議後の疲労感は著しかった。

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