質問に登壇する小泉一真

    3月8日、本会議一般質問に立つ。質問時間制限の中で、3つの質問項目をこなした。その中で最後に取り上げた、第一庁舎・市民会館の建替え事業費増額に関して、まず書きたい。
    (関係記事はこちら)
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-918.html
    http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-902.html

    今日の質問も、パネルを用意して臨んだ。

    基本設計等年表

    この↑パネルは、基本設計前後の事務手続きと、総事業費の推移についてまとめてある。発言については、概ね次のとおり。パネルと合わせて読んでいただきたい。
    ポイントは、昨年8月の実施設計契約後に事業費の増加が判明したと市役所は議会に説明してきたが、実はその前の段階の基本設計の時点で、すでに設計額が134億円以内に収まらない可能性を、市は認識していたということ。



    小泉一真 「新第一庁舎及び新長野市民会館基本設計」は市民説明会、市民意見等の募集・パブリックコメント、部長会議という手続きを経て昨年8月決定された。そこには事業費134億円と明記されている。このような手続きを経て決定された基本設計からの逸脱は軽々には許されない。事業費を151億円に変更するなら、改めて変更案についてのパブリックコメントをやりなおしてから議会にかけるべきではありませんか。

    市長 第一庁舎及び市民会館の基本設計では主に建物の配置や平面計画などを中心に検討しており、この時点では細かな仕様や設備機器などは決まっておらず、また建設費の積み上げができる段階ではなかったことから、基本設計案及びその決定時においては、事業費及び財源は現時点では建設基本計画で示した通りとしますと説明し、事業費は134億円、市の新たな負担は10億円のままといたしました。と同時に、但し今後の実施設計において精査し、決定してまいりますとも明示し、基本設計との整合はとれていることから、基本設計の修正やパブリックコメント実施などは考えておりません。

    小泉一真 151億円と基本設計を逸脱しているわけだが、どのような庁内合意を経たのか。部長会議をやったんですか。

    総務部長 部長会議はしておりません。

    小泉一真 パブリックコメントも部長会議もないとのことですが、ではいつ誰が151億円と独断したのか。

    総務部長 独断したわけではございません。それまでの実施設計の進捗状況をみながら、それまでの設計内容を踏まえた積算、そういったものから概算予算額を積算いたしまして市長査定...予算査定を経て決定しました。

    (中略)

    小泉一真 基本設計決定までは、わりと民主的な手続きがとられている。説明会、パブリックコメント、部長会議をやっている。だけどそれを、総務部長が独断で決めたんだとすれば、突然独裁的な手続きになっちゃって、それで2月18日に151億円になっちゃったと、突然議会に投げてきた。こんなことで、議会が軽々しく「うん」と言えるのかということに思いをいたしていただきたい。
    134億円という事業費の枠組みは、基本設計・実施設計委託の契約債務としてどのように設定し、監督してきたのでしょうか。

    総務部長 23年に設計者選定プロポーザル提案をおこなっております。このときは設計者の豊かな創造性と高度な技術力を有する設計者を選定するという観点から、設計者の考え方や技量を判断するための提案を行っていただきまして、最適な設計者を選定した。この時点では(設計)金額に関する債務というものは発生しておりません。その後設計者との契約を振り返ってみますと、最初の契約は平成23年11月の基本設計業務委託で、市は基本計画にもとづいて134億円の条件を付しています。引き続きまして平成24年8月、実施設計業務委託契約を締結いたしまして、基本設計と同様に134億円の事業費を条件としております。実施設計は現在も継続中で、今後設計額の見通しがついた時点で、事業費に関する契約条件を見直してまいる予定でございます。

    小泉一真 事業費が134億円を超えると認識したのは、布目議員に対する答弁では24年10月とのことだが、小泉による建設事務局への聴き取り調査では昨年7月末頃、概算で134億円を越えていたとことだった。なぜ食い違うのか

    総務部長 24年7月の基本設計業務完了したときに、設計者からは合計134億円で設計された目標事業費とその内訳が示されております。その際設計者から、自身の過去の実績に照らし算出した事業費も提出されておりますが、金額の根拠に乏しく、事業費として取り上げる対象ではないと判断し、その後の実施設計においても134億の事業費を条件としたものでございます。

    小泉一真 今の話によると、8月の部長会議の時点で、どうも怪しかったということですよね。手続きとして破綻していると思う。ここはやっぱり、パブリックコメントからやりなおすべきじゃないですか。

    総務部長 補足すると事業者からいただいた金額といいますのは、積み上げた金額ではないわけでございます。過去に事業者が手がけた施設等を参考に規模換算など算出した金額と説明を受けています。内外装の詳細、設備、仕様、グレードといったものも未定の段階の金額であり、根拠のある金額ではありませんでしたので、正式にとりあげる対象ではありませんでした。従って根拠の説明できないものを公表するということは混乱を招くものですので、とりあげたものではございませんでした。

    小泉一真 もう一度確認するが、24年7月時点で134億円を超える可能性があると認識していたということでよろしいですね。

    総務部長 認識していたかどうかとお尋ねであれば、認識はしていました。

    小泉一真 すると基本設計から破綻していると指摘せざるをえない。8月2日、その認識に立ちながら部長会議を通したって、こんな部長会議にどういう意味があるのか。大きな失政です。こんなの議会に持ってきて、これで通してくださいって言われたって、はいそうですかって、軽々しく言えない。新年度から、議会も市民報告会をやる。どういう風に説明すればいいんですか。大きな失政だと思います。


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    上記の質問・答弁は、小泉の質問原稿とテレビ録画から概要を再現したもの。記述が議会議事録と相違する場合は、議事録の記録が優先することを、念のため申し添える。

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    コメント:
    ko様、コメントありがとうございます。
    返信が遅くなってすみません。
    他の事業は大丈夫なのかと、市民が心配になるような市政に至るまでチェックできなかった議会の一員として、反省しています。
    明日の総務委員会でも、しっかりと説明を求めていきます。
    小泉一真(こいずみかずま:長野市議)│URL│03/11 20:53│編集
    wk様、コメントありがとうございます。
    返信遅くなってすみません。
    説明会・パブリックコメントでは、134億円という事業費と財源まで示していましたから、おっしゃる通りその意義自体が問われなければならないと考えます。
    明日からの総務委員会で、引き続き説明を求めていきます。
    小泉一真(こいずみかずま:長野市議)│URL│03/11 20:50│編集

    他の大型事業は、大丈夫なのでしょうか?

    小泉さんでなければ、調査出来ないと思います。
    ko│URL│03/09 12:18│編集

    7月の時点でわかっていたと?
    住民説明会は7月でしたよね。
    あ~、やっちまった…というところでしょうか。

    あ、あれは基本設計、建物の概要の説明会だから、
    予算は関係ないとか???(笑)

    以前、市の監査をやっていた方が言っていました。
    このままだと夕張になるって。
    それはオーバーだとしても、大変なことですね。

    市はどうするんでしょう? このまま突っ走る?
    wk│URL│03/09 10:33│編集
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