昨日も総務委員会視察に同行。所沢市役所にて公共施設マネジメント調査について聴取。公共施設白書は近年多くの自治体で作成されており、長野市もただいま作成中。
    所沢市は、首都圏のべッドタウンとして発展してきた。昭和40年代から50年代にかけては、年あたり複数の小学校校舎を建設しなければならなかったという。ところが近年では、学童・生徒の数が減少傾向となってきたため、学校施設等を含めて今後の施設管理を検討するため、公共施設の調査を実施して白書にまとめた。担当者は、学校の校舎の改修はできても、建てなおす体力はない、各地域にまんべんなく公共施設を整備するやりかたは、もうできないと明言していた。
    所沢市の白書は図表が見やすい。



    この↑見開きページでは、市内の各地域と施設配置状況が一覧して分かるように工夫されている。
    集会施設では、曜日別・年齢別の利用状況、稼働率、リピート率、他地域施設の利用実態等、細かなデータが用意されている。白書の後は、公共施設の再配置-つまり統廃合が検討されることになるだろうが、その際の議論の材料を、こうして揃えて市民に提示している点は見習うべきだろう。



    白書の核心部分がこれ↑。
    「今後40年間に必要なコスト試算をした結果、平均84.7億円/年と、過去6年間の投資的経費の平均41.8億円/年を大きく上回る結果」
    「今後、扶助費等の増加が避けられないなか、この経費を捻出していくことは極めて難しい」
    別のページには、「このままの、既存の公共施設全てを更新していくことは困難」とある。
    所沢市の白書に感じることは、分かりやすい情報整理と、率直な住民へのメッセージだ。今までのように、ハコモノを新設し建て替えていくことはもうできないと、打ち明けている。今後の公共施設再配置に市民理解を得るための議論は困難だろうが、避けて通れない道だと腹をくくっている。

    ところで、長野市の公共施設白書は、作成が遅れている。平成24年度中にも公表されるはずだったのだが、視察に同行した職員の話では来月か再来月になりそうだとのことだ。
    公共施設白書作成時期関連ページ(PDF)
    これでは6月議会に間に合わない。なぜ遅延しているのか、市民に理由を説明するべきだろう。秋の市長選挙が終わるまでは、現職に不利な材料を公表しないという政治的判断が働いているとすれば、その後にやらねばならない市民との公共施設再配置に関する議論は、さらに困難度が増す。速やかな市民への公表を求めておきたい。
    ここでも、所沢市の率直さに見習うべき点がある。

    ご高覧ありがとうございます。お疲れさまでした。

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